2011年4月5日火曜日

壁に激突!

カンボジア滞在、4日目。



すでに壁にぶち当たりっぱなしの状態です!





いやいや・・・どうにもこうにも・・・





詳しい活動報告は帰国後にするとして…





今日は朝からカンボジア薬剤師会でお薬の受け渡しをした後、活動の対象となる予定のHealthcare Centerへ。



Dsc_0022 ここで、主任と言われる人と面会。



で。。ドクター?医師?



でも、そんな雰囲気じゃないし・・・



あ、医師じゃないんだってわかった矢先・・・



「これ、処方箋」ってみせられて・・・



処方医のところにサインがしてあって・・・



れれ?やっぱりお医者さん?



って思って聞いたら、「Yes, doctor's sign」っていうから。。。やっぱり医者?



で、もっと話をしていたら・・・結局、Nurseだって。。





それからOTCをどうやって患者さんに配布するか、健康診断をするかどうか。。。



もともと、OTC配布地域と健康診断地域を分ける予定だったのに・・・どうやら、これは同時に一つの地域でやらないと・・無理らしい・・・



でもどうやるか?



で。。カンボジアの国民性らしいが・・・



「症状を聴くと平気で仮病を使う」



「健康診断に来たら、何か景品が無いと次から来なくなる」



「一緒に来た患者が薬をもらったら自分も欲しがる」



(駄菓子屋の子供でもないだろうに・・・・・)



それから是は途上国全般に言えることだが・・・



「薬をただで欲しがって、もらったら売って現金化」



Dsc_0028 じゃあ、どうやって私たちが持ってきた薬の管理をするか。



そもそも、薬を渡す時に患者さんを管理する考えが無いもんだから・・・



大変大変。



健康診断そのものが何なのか・・・



多分、そこが理解してもらえない・・







体調を見る





診断?





どこかが悪いはず





薬をもらいたい!





薬をもらわないと損した気分





こういう図式をどうにかせねば。



健康の方が良いに決まってる!



でも、カンボジの人にとったら、薬を飲みたいのですよ~





しかし、今日思った事は・・・



確かに、資金を集めて、診療所や病院をどど~んと建てて、アメリカや韓国から医師を集めて、意識の同じスタッフで運営して行くのとまったく違うってこと。。





既存の公共サービスを発展させようっていうのは。。まあ、大変だわね。[E:coldsweats01]



カンボジアの公共サービスそのものが、公金だけで回っているわけではないので。。公共性は半分ってとこかな。



さて、保坂先生が今日、帰国されました・・・



雨森先生が来られるのが5月に変更になったので。。明日から私一人で頑張ります・・





2 件のコメント:

  1. おつかれさまです。
    国境なき医師団でアフリカに行かれた方の本に書いてありましたが、薬をNGOからタダでもらって、街の薬屋に売る人は、この手の支援で結構いるみたいですね…
    ��回目の処方を病院で飲ませたりという防止策をとっても、完全になくすには難しいみたいです。
    もし、そうした構造で、街の薬局側も儲かる枠組みに入ってしまっていると、まさに社会の構造や意識(特に現地スタッフ)を改革するところに力を入れないといけないので、大変ですよね。
    個人的には、多少お金を取った方がいいと思いつつ、それはそれで別の問題もありますし…。
    熱意のある現地のヘルスワーカーや薬剤師さんをうまく育成&増やせるといいのですが、それはそれで、(仮に育ったとしても)他のNGOに引き抜かれたり、転職するリスクも…(+_+)
    色々壁はありますが、現地住民の視点・これまでにない新しい視点に加えて、最終的には(人対人の問題なので)、人として頼りにされる、信頼される関係・ネットワークを少しずつ築いていけるといいですね!

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  2. わらわらさん!
    温かいお言葉!有難うございます!
    信頼関係・・・
    本当にそうですね。
    一緒に仕事をし始めて思ったことなんですが、
    カンボジアの人たちは内戦の影響なのか、『人を信じる』という感覚がなんだか凄く薄いんじゃないかな~と。
    根はとても優しい人たちばかりなんですが・・・
    でも、わらわらさんのコメントのお陰で、元気でました!
    あしたから頑張ります![E:happy02]

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