2011年10月27日木曜日

カンボジアに支援医薬品を送りたい!危機迫る!

もう、その1、その2とか言っている場合じゃあ無くなってきました!



えらいこっちゃです。



実はいま、CSR活動を活発にされている輸送会社さんにアプローチをしていて、国内輸送だけでも無償でしていただけないかという話をしたところ・・・営業所では判断がつかないので本社のCSRにと言われ・・・



今日、本社のCSRの担当の方を訪問させていただいたところ・・・営業から話が無いと。と言われ・・・



若干、「たらいまわし感」を味わいました。



無理なら無理と言ってくれた方がいいのですが・・・・[E:weep]



書類を受け取っていただいても、だからといって考えてくださるという保証は全くなく・・・



どうにもこうにも、埒があかなくなってきました!



ある製薬メーカーさんからも、「震災の対応をしていて余裕が無い」と言われました。



これも、メーカーさんによって本当に考え方が違うものだと実感しました。



また、多くのメーカーさんは頼まれて送っただけだから。というちょっとさみしいお言葉もあって・・・悲しい限りです。。。。



先日伺った数社の方からは、「こちらが支援した医薬品だから最後まで面倒を見なくては」と心強いお言葉を頂けていて、この企業さんが今の私の心の支えです!





今回のこの計画は、震災に対する支援にあり方の最後の部分、「残った医薬品をどうするか」という部分での重要なカギを握るものと考えています。



実際、あの震災の混乱の中で、効率良く需要と供給のバランスをとった医薬品管理をするのは非常に困難ですし、無理な話だと思うんです。



ですから、「支援医薬品が残る」のは必須で、問題は残った医薬品を誰が、どう処理するかにかかっていると思うんです。



今回、正式にうちのNGOに頂ける話をしてくださってことも、初めての試みですし、途上国支援に送るという取り組みも初めてです。



でも、どうにかこの取り組みを成功させたいのです。



日本で残ってしまった医薬品を、廃棄せずに活用する方法。それを実践して示すことができるのです。



昨日、東京に本社のある数社の製薬メーカーさんに資料を送らせていただいております。



もし、このブログを見て少しでも共感いただけるのでしたら、至急、御連絡ください!



お願いします。



発送予定の船便が11月10日東京港発でして、11月2日までには輸送するか否かの判断に迫られています。



今日、新たに秋田の方から、個人的な御支援の御提案を頂いております。



震災の支援の延長と考えていただき、このブログを見た皆様からの御支援をよろしくお願いいたします。



寄付の手順については、ブログのトップページに記載しております。



ゆうちょ銀行振り込み及び、郵便局の振り込み口座へのお振り込みの2通りをご用意しております。



口座記号番号



00930-5-282252



加入者名 特定非営利活動法人 JHPA



通信欄に



輸送支援寄付と明記ください。



入会いただける方は、入会希望と明記してください。



どうぞよろしくお願いいたします。





2011年10月26日水曜日

カンボジアに支援医薬品を送りたい その3

[E:weep]さて、予想以上の容量の医薬品に、搬送費用やコンテナの手配などに手間取っている今日この頃です。





実は大きな問題が、危険物。



今回の品目に沢山あったのが、いわゆる擦り込みしきの手指消毒薬です。



なんとかジェルとかいう類のもの。



重量も重いし、危険物だから輸送コストが上がるし・・と大変。



でも、水害に見舞われていたり、水がきれいではない場所においては、必需品。



どうにかして持っていきたいと、高いコストにも負けずにどこまで安くできるか、支援を頂けるかに全力を尽くしています。



昨日、実は大阪の薬の町、道修町を中心に製薬企業さんを訪問させていただきました。



突然のアポなし訪問にも関わらず、どの会社もわざわざ担当するであろう部署の方々が対応してくださいました。



本当にありがとうございます!



そして、数社の方々から御支援の意向があるとのお返事をいただき、本当に感謝しています。



まだ、その寛大な会社の方々のお名前は公表できませんが・・・



消毒薬をメインに扱っておられるアライグマ?のメーカーさんや、目薬で「キター!!」のメーカーさん、それからラッパのメーカーさんなどです。



本当に心から感謝申し上げます。



私は個人的には日本の医薬品は世界一だと自負しています!



日本の世界に誇れる医薬品をカンボジアの人たちに使ってもらって、「効く薬ってこういうものなんだ」ということを実感してほしいと願っています。



本社が東京にあるメーカーさんにも順次、支援のご依頼書を御送付させていただいております。



まだまだ、必要資金80万円には足りません。[E:weep]



皆様のご支援をどうぞよろしくお願いいたします。





2011年10月22日土曜日

カンボジアに支援医薬品を送りたい! その2

さて、去る9月22日に前述のような医薬品の山を目の当たりにして・・・



「もったいない!」





このままでは廃棄処分しなければいけない状況も考えられるので、早速、当NGOからカンボジアへ送付する段取りに入りました。



しかし、これまで何回か医薬品は持ち込んでいますがいずれも段ボール1つ2ついった程度。



これは本当に大きな規模。



コンテナを貸し切らないと難しい状態。



しかし、どのくらいかも予測もつきません。



どの医薬品をどこにもらっていくのかをまず決めなければいけません。



対象は、カンボジア薬剤師会とシアヌーク病院。



ちょうど、カンボジアも洪水に見舞われているということで被害の方々に消毒薬やマスク、下痢止めなどが必要になっているとのこと。



これは送らねば!!Img_1735small





で、大変なのがこうしてバラバラに残っている医薬品。



ボランティアの人たちが薬効ごとに仕分けをしてくれていました。



これをもとに、どれを薬剤師会にどれをシアヌークにと決めていかなければなりません。



カンボジア薬剤師会の方は、私たち日本の薬剤師が医師の診断をうけて、薬を選んで直接お渡しできるのですが、シアヌークの場合はシアヌーク病院の薬剤師さんが手渡されます。



したがって、あまり在庫がバラバラなものはお渡しできませんし、まとまっていて有る程度薬効が明確なものでカンボジアの薬剤師で判断がつくものに絞る必要があります。



こうして、9月22日から動いたプロジェクトですが、現在10月21日。1ヶ月間の間にこんなに困難なことになろうとは・・・予想もできず・・・





いやいや・・・大変です。



とにかく、全商品の英語表記と成分名のリスト作成とその英訳から入りました。



奈良の友人の薬剤師が手伝ってくれました。ありがとう!



400品目以上ものOTC。成分が分からない配置薬などもたくさんあったり、1つに成分がたくさん含まれているので・・・それはそれは大変でした。



でも、さらに困難なことが待ち受けていましたが・・・・



プロジェクトはまだまだ続く・・・





2011年10月21日金曜日

カンボジアに支援医薬品を送りたい!その1

実はこの話は、さかのぼること8月になります。



宮城県薬剤師会の会長先生から、【宮城県薬剤師会に震災の時にもらった支援医薬品が残っているんだけど」というお話を頂きました。



伺うと、「かなりな量が残っている」ということでした。



幸いなことに当NGOは特定非営利活動法人を取得しているということと、日本人が現地に赴き、直接、病院や患者に医薬品が渡せるということで、正式に支援医薬品を当NGOに頂けることになりました。



で。。。



「仙台に見に行きます」と出かけて行って、あらびっくり!



何と、薬剤師会館の1階から3階までが医薬品の段ボールで埋め尽くされているではありませんか!



ひえ~~



すごい山積み・・・



やはり、今回も阪神の時のように医薬品の流通の偏りが多かったようです。



Img_1732smallでも、これは仕方のないことなんだと思います。



どれだけ上手く必要な医薬品の情報を出しても、来るものは受け取りたい、でも変化する現場でどれだけ需要があるかも分からない。



だから、震災の医薬品支援の後には、こういう状況はつきものなんだと思います。



問題はこれから・・・



残った支援医薬品をいかに有効に活用できるのか。



途上国への寄付。これほど有効な活用法があるでしょうか!



海外発送となると本当にいろんな問題が出てきます。



っていうか、実際に、もう出てきてしまっているんですね。



でも、この問題をどうにか解決して、今回は私たちのNGOがこの新しい取り組みをしっかりと成功させることが、日本の震災支援における最後の活動、残った支援医薬品の活用方法を実践できることになるんです!





がんばりますよ~!



いま、輸送費が80万以上かかるという話になって・・・ちょっと頭が痛いんですが・・・どうにか乗り越えて見せます!



アース製薬さん、このサラテクト・・・持っていきたいんです。



このまま日本においておけば、廃棄するしかありません。でも、この製品を有効活用したいので、ぜひカンボジアに持っていかせてください。



洪水に見舞われたカンボジア、水はけが悪く、蚊の大量発生も心配されます。



これで、マラリアにかかる患者の数が少しでも減ったら。。素晴らしいことじゃないですか。



だから・・お願いです。。。



この輸送にかかる費用のご支援、お願いします!



このブログを見てくださった製薬会社関係の皆様がおられましたら、是非とも御支援のほどよろしくお願いいたします。



ちなみに、当NGOは法人会員制度があり1社当たり、1年間10万です



どうぞよろしくお願いいたします。