ウドンにある伝統薬を扱うクルクメールの方のお店!?にお邪魔
ここで気になるのが薬局方を制定すれば、その時点でこれらの集めた薬草は「薬」として扱うわけで・・・
現在、伝統薬を扱うクルクメールの方たちの教育は日本財団の支援で進んでいるものの・・・今後どのような形で上手く薬剤師とクルクメールの間の職能領域や資格制度当のバランスを取っていくのか・・・大きな課題です。
このような伝統薬はカンボジアに限らずインド、タイ、ブラジル、ベトナム様々な国で使われています。しかし、国によって薬事法の発達程度はさまざまで、各国ともそれぞれの問題を抱えています。
ただ、共通して言えるのは「裕福な人は西洋医学で西洋薬」「貧しい人は伝統薬」といったような風潮がそこかしこにあるということ。伝統薬そのものが安価で手軽に手に入る環境があるがために、そういう状況があるのではないでしょうか。
でも、本来は西洋薬も漢方薬も同じレベルで同等に扱われるべきで・・・。
薬剤師の私達としては、安易に臨床の知識がないままに伝統薬が使われることに、不安を感じてなりません。
クルクメールの人たちの多くは英語が全く通じません。
今回もカンボジア薬剤師会とCaTMOから通訳助っ人を頼みました。
さて、薬草プロジェクトは1週間という短期間ながら着々と進み・・・
集めたサンプルの標本作りまでできました。
京大の伊藤先生の指導で、標本作りを覚えてくれている、National Center of Traditional Medicine のDr.Sunna氏です。
エアコンのない暑い中、汗をかきかきやってくれました。
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