さて、前回のブログアップからちょっと時間が経ってしまいました。
すみません。
で、続きの薬草プロジェクト報告です。
会議の後、街の薬草マーケットに出向いて市場調査。
その結果、既に日本の薬局方に存在するのと同じ生薬がたくさん見つかったほか、カンボジア独特のものも見つかりました。
ただ、問題はこれらはすべて、「薬草を採取する業者さん」から購入しているということで、原植物が特定できていないということなんですね。
なので、相談した結果、翌日に薬草が多くあるといわれるウドンの方へ現地調査に行くことになりました。
そして現地調査。。。
ウドンは昔に都があった場所。
いまは観光地の一つとなっていますが、アンコールワットほど人はいません。
しかし、はじめは薬草の現物がすぐあるのかと思いきや、ここいらで伝統薬を扱う人たちの教育をしているだけということが分かり、方向変更!
近くの伝統薬を扱う人クルクメールの方のところへ伺ってサンプルをもらうことにしました。
サンプルは乾燥させたものがほとんどで、今回はまず20種ほどをもらい、現地名と読み方の英語表記をして一つずつ袋に入れる作業で一日が終わりました。
こちらのサンプルもクルクメールの人たちが自身で採取しているものもあれば、「採取する仕事」をしている人から買っているものも多く、その時点で「本当に同じ植物を採取しているのか?」という疑問が徐々に出てきました。
後は、これらの乾燥サンプルの「原植物」を採取して、標本を作る作業をして、標本とサンプルが本当に同じものなのかを調査することろから本格開始できることになります。
まだまだ道のりは遠いです。
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