さて、日曜日。
もちろん保健センターでのお仕事はお休みです。
その代わりに、現地で通訳の手配などを手伝ってくれる上田さんがボランティア活動をしているというスラム街に行くことにしました。
彼曰く、栄養状態も心配なので、ビタミンの多い果物を持っていったりしているとのこと。
どんな生活環境なのか、子供たちの健康状態はどんな様子なのかを見たいと思ったのです。
で・・・
4月に通訳をしてくれたヌットちゃんの案内で、朝からトゥクトゥクにのってスラム街へ。
日曜日というだけあって、道は大渋滞。
乗用車とトゥクトゥクの合間をぬって走るバイクも、ゴッツンとあたりながら走っている有様。
さらに、車線の中央線がまあ、あるようでないので・・バイクが逆行!
おいおいおい。
それもスレスレです。
車線なんか完全に無視!
いっや~なかなかの迫力です。
あわてて撮影したので、思いっきり指がはいっちゃってますが・・・
・・・思いっきり・・・
逆行!
ひえ~~
でも、あ~ら不思議。なぜか事故にならない。
すごいテクニックだ。
走ること10数分。
スラム街の入り口です。
これまで見てきたプノンペンの街並みとは全然違います。
ごみの散らかり具合も半端じゃないです。
とっても無邪気。
Hello!Hello!
と声をかけてくる。
でも、手はドロドロ。
洗ってあげたくなるくらい・・・。
お母さんは右の女の子が風邪をひいているといっているけど、結局は治ってる。
結局は衛生面の問題だけのような気がする。
医師の雨森先生も子どもたちを見て、「栄養状態は悪くないよね」と。
トイレと住居部分の区別がつけられないことがそもそもの問題かも。
左の写真は、スラム街の近くのごみ山の跡地。
いまは綺麗になって、焼却施設もあるようです。
教育も必要ですが。。公衆衛生の充実が国民の健康を守る基本だということをつくづく感じた1日でした。
本来は薬剤師も公衆衛生を司る役割を担っているわけで・・・
自分自身も薬剤師としての基本に立ち返らなければとも思いました。
さて、このスラム街。次のステップをどう踏み出すか。
考えなければ!
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